資産を守る

FX初心者は必見!FX取引で失敗する前に知ってきたい用語を解説

こんにちは、Ganmaruです。

以前の記事でFXのデモ取引について解説しました。詳しくは下記の記事をどうぞ。

 

チャート①
FXに失敗しても大丈夫!?楽天のデモ口座でFX取引を体験してみた当ブログではFXの危険性やFXを利用した為替取引について記事を書いてきました。 まだ見てない方はこちらをご覧ください。 ...

 

これ以降、時々FXのデモ取引をおこなっているのですが、とにかく痛感するのが

 

ある程度の知識がないと難しい

 

ということです…。

単に為替が上がるか下がるかでよくわからないままトレードしてしまうと、単純に2択のギャンブルをしているのと変わらない状態になってしまいます。

また、為替は分単位で上下するのでプラスになっているときは良いのですが、少しでもマイナスになるとネガティブな感情が移入してきて精神的に不安定になってしまいます。

増えているときは楽しくても、減っているときは不安になります…

これを実際の取引で行ってしまうと絶対に後悔すると思い、せめて少しでも勝率を上げるためにやはり勉強が必要だと感じました。

今回の記事はそのための第一歩としてまずはFX取引で使われる言葉やよく出てくるよう語彙ついてまとめたので、これからFXを始める方は是非参考にしてみてください。

FX取引によく使う用語

あ行

預り評価残高 (あずかりひょうかざんだか)

口座の資産に評価損益(プラスかマイナス)を加算した実質的な資産。

ASK(アスク)

取引を行う際に買うことができるレート。⇔Bid

IFDO注文(イフダンオーシーオーちゅうもん・アイエフディーオーちゅうもん)

新規注文と決済注文2つ(指値・逆指値)を同時に発注する注文方法。

新規注文が約定すると、決済注文2つ(指値・逆指値)が有効となり、どちらかの決済注文が約定するともう1つの決済注文が自動的に取り消される。

IFD注文(イフダンちゅうもん・アイエフディーちゅうもん)

新規注文と決済注文を同時に発注する注文方法。新規注文が約定すると、決済注文が有効。

インターバンク市場(インターバンクしじょう)

銀行を中心とした各金融機関の取引のこと。

外国為替市場は、物理的な取引所があるわけではではなく、金融機関が電話やオンライン環境で取引を行っている。

売り決済(うりけっさい)

買いポジションを手仕舞う(買いポジションを減じる)ために行う売付取引(転売)。

売りポジション(うりポジション)=売建玉(うりたてぎょく)

「ショートポジション」とも呼ばれ、決済が完了していない「売り」を保有している状態のこと。

FOMC(エフオーエムシー)

Federal Open Market Committee(連邦公開市場委員会)の略で、アメリカの金融政策を決定する会合のこと。FOMCでは政策金利の引き上げや引き下げの判断をしている。

円高(えんだか)

日本以外の国の通貨に対して、円の価値が上がること。

米ドル円の場合、1ドル=110円→1ドル=105円に下がると、ドルの価値が下がった(ドル安)=円の価値が上がったこととなり、『円高』となる。

円安(えんやす)

日本以外の国の通貨に対して、円の価値が下がること。

米ドル円の場合、1ドル=110円→1ドル=115円に上がると、ドルの価値が上がった(ドル高)=円の価値が下がったこととなり、『円安』となる。

OCO注文(オーシーオーちゅうもん)

One Cancel Other(ワン・キャンセル・アザー)の略で、2つの注文を同時に発注し、片方が約定した場合、もう片方の注文は自動的にキャンセルされる注文方法。

新規・決済のどちらでも利用可能。

終値(おわりね)

その日一日または特定の期間の取引終了時点の値のこと。(⇔始値

か行

買い決済 (かいけっさい)

売りポジションを手仕舞う(売ポジションを減じる)ために行う買付取引(買い戻し)。

外国為替市場(がいこくかわせしじょう)

外国為替の取引を行う市場。

買いポジション(かいポジション)=買い建玉(かいたてぎょく)

「ロングポジション」とも呼ばれ、決済が完了していない「買い」を保有している状態のこと。

カバー取引(カバーとりひき)

金融商品取引業者が顧客を相手方として行う店頭外国為替証拠金取引の価格変動によるリスク回避のために、引き受けた注文と同等の注文を他の金融機関(カバー先)に対して行うこと。

為替変動リスク(かわせへんどうリスク)

為替相場の変動により、損失が発生するリスクのこと。

逆指値注文(ぎゃくさしねちゅうもん)

逆指値注文は、現在のレートより不利なレートであらかじめ指定する注文方法。

例えば、

  • 「現在レートから上昇し、指定したレート以上になったら買う」
  • 「現在レートよりも下落し、指定したレート以上になったら売る」

という場合に使用する注文方法。逆指値注文は予想に反した場合、損益を広げないために利用する。

別名でストップ注文や損切注文と呼ばれる。

買った後に、予想に反して相場が下がり、これより下がったらさらに損失が膨らむので、損失を拡大させたくないというレートに逆指値を設定しておく。

強制決済(きょうせいけっさい)

FX取引の証拠金規制に基づき、法令で定める証拠金必要額が預託されていない口座で継続して取引ができないよう強制的に取引を終了させる制度。

実質レバレッジ25倍を超える取引をさせないためのルール。

許容スリップ(きょようスリップ)

許容スリップとは、成行注文(クイックトレード)の発注時にスリッページ(発注時のレートと約定レートとの価格差)をいくらまで許容するかを設定できるスリッページの範囲のこと。

自分で設定し、許容範囲を超えるレートで注文が約定しないように成行注文(クイックトレード)の約定を制限できる機能。

クイック注文=成り行き注文

あらかじめ価格を設定しないで行う注文。今すぐ買いたい、今すぐ売りたい時に使う注文方法。

口座維持率(こうざいじりつ)

「取引証拠金」に対する「有効証拠金」の割合。

「有効証拠金」 ÷ 「取引証拠金」 ×100 = 「口座維持率」(%)

口座資産(こうざしさん)

預けた証拠金に決済した損益やスワップ損益を加算した金額。(口座残高)

さ行

差金決済(さきんけっさい)

原物の受け渡しをせず、当該通貨ペアによる売買の価格差から生じた損失または利益に応じた差金を授受する決済方法。

指値注文(さしねちゅうもん)

指値注文は、現在のレートより有利なレートであらかじめ指定する注文方法。

  • 買い注文の場合、現在のレートより安いレートを指定。
  • 売り注文の場合、現在のレートより高いレートを指定。

実効レバレッジ(じっこうレバレッジ)

取引総額(※)に対して、有効証拠金の何倍のレバレッジで取引しているのか表示。

「取引総額」 ÷ 「有効証拠金」 = 実効レバレッジ

※ 取引総額とは、保有通貨数量を円換算した金額。

自動売買(じどうばいばい)

「あらかじめ決めた取引ルール」に従って、「システムが自動で売買する」こと。

事前に設定している『買う価格』と『売る価格』に到達したら売買する、という注文を24時間自動的に繰り返し行ってくれる。明確でわかりやすく、難しいプログラミングの知識も不要なため、初心者に人気。

出金依頼額(しゅっきんいらいがく)

出金依頼中の金額のこと。

証拠金(しょうこきん)

取引の契約義務の履行を確保するために差し入れる金銭のこと。

新規注文可能額(しんきちゅうもんかのうがく)

新規注文ができる金額。

スプレッド

売値(Bidレート)と買値(Askレート)の差。

スリッページ

逆指値注文や成行注文(クイックトレード)の際に、指定レートと約定したレートに差異が生じること。相場状況の急変等が起きた場合、このスリッページが大きくなる場合もある。

スワップポイント

各通貨の金利差に基づき算出される金利差調整額。

金利差の状況によってスワップポイントの受取り、または支払いとなる。スワップポイントによる損益額はロールオーバー取引時に確定。

損切り(そんぎり)

損失が発生しているポジション(建玉)を決済し、損失を確定させることをいいます。(⇔利食い

た行

高値(たかね)

その日一日、または特定の期間の最高値。(⇔安値

建玉(たてぎょく)

新規注文約定後、未決済の状態で残っている状態(=ポジション

注文中証拠金(ちゅうもんちゅうしょうこきん)

未約定の注文(新規注文)の証拠金の合計金額。

通貨ペア

取引をする2国の通貨の組み合わせのこと。

デリバティブ取引(デリバティブとりひき)

通貨の値動きの推移をグラフ化したチャートを読み、分析すること。

その価格が現商品の価値(数値)に基づき派生的に定まる商品の取引。先物取引やオプション取引やスワップ取引等がデリバティブ取引となる。

店頭外国為替証拠金取引(てんとうがいこくかわせしょうこきんとりひき)

通貨を売買する外国為替取引と取引金額よりも少額の証拠金を預託して大きな取引を行う証拠金取引を合成した取引をいい、店頭デリバティブ取引の一つ。

店頭金融先物取引(てんとうきんゆうさきものとりひき)

店頭外国為替証拠金取引のように、金融商品取引所が開設する取引所金融商品市場及び外国金融商品市場によらずに行われる通貨・金利等の金融商品のデリバティブ取引。

途転注文(どてんちゅうもん)

決済注文の1つで、取引中のポジション(建玉)を決済し、同通貨ペアの反対方向の建玉を持ちこと。決済注文と新規注文を同時に発注する注文方法。

取引証拠金(とりひきしょうこきん)

保有しているポジション(建玉)を維持するために必要な証拠金。

トレール注文

決済の逆指値注文時に選択できる注文方法。

通常の逆指値注文では、注文の執行条件に価格を指定するが、トレール注文では「トレール幅」を設定。

発注後にトレール幅として設定された値幅の分、保有ポジションに損失が発生する方向へ値動きがあった時点で逆指値注文が執行される。

反対に利益を伸ばす方向へは、値動きに合わせて決済条件が更新されていき、できるだけ利益を伸ばして決済することを狙いとした注文方法。

な行

仲値(なかね)

金融機関にて提示される、基準になるレートのこと。大きな相場変動時等を除き、その日一日に適用される基準レート

成行注文(なりゆきちゅうもん)

あらかじめ価格を設定しないで行う注文

難平(なんぴん)

損失を平準化するための売買手法の一つ

値洗い(ねあらい)

毎日の市場価格の変化に伴い、評価替えする手続き

は行

始値(はじめね)

その日一日、または特定の期間の取引開始時点の値のこと(⇔終値

BID(ビッド)

売ることができるレート(⇔ASK)

PIPS(ピップス、ピプス)

pips(ピップス、ピプス)は「Percentage_in_points」の略語で、最小通貨単位の1パーセント(1/100)を意味

日本円の最小の単位は1円なので、その1/100である0.01円=1銭が1pips

一方米ドルの場合だと、最小単位は1セントとなるので、1セントの1/100=0.01セント=0.0001ドルが1pipsとなる。この価格の変動単位を「pips(ピップス、ピプス)」と呼ぶ。

0.001円(0.1銭)=0.1pips 0.01円(1銭)=1pips

評価損益(ひょうかそんえき)

現在保有しているポジションのスポット損益とスワップ損益の合算金額

ファンダメンタルズ

国などの経済状態などを表す指標のことで「経済の基礎的条件」のことをいい、経済状況、金融政策、財政収支、物価上昇率、失業率等を含む指標

ファンダメンタルズ分析

ファンダメンタルズをもとに株価や為替の相場動向を分析する手法のこと

米国雇用統計(べいこくこようとうけい)

アメリカの雇用情勢を示す指標のひとつ。原則、毎月第1金曜日にアメリカ労働省より発表される

世界中の経済指標の中で最も市場に注目されている指標の一つ

ヘッジ取引(ヘッジとりひき)

現在保有しているかあるいは将来保有する予定の資産・負債の価格変動によるリスクを減少させるために、当該資産・負債とリスクが反対方向のポジションを先物市場や店頭市場等で行う取引のこと

返還可能額(へんかんかのうがく)

お取引口座よりご出金可能な金額

ポジション(=建玉(たてぎょく))

新規注文約定後、未決済の状態のこと

ま行

窓(まど)

2本のローソク足チャートの間(1本のローソク足とその右隣のローソク足との間)に空いた隙間のこと

未約定(みやくじょう)

注文が成立する前(注文中)の状態の事(⇔約定

や行

約定(やくじょう)

注文が成立する事をいいます。(⇔未約定

約定日(やくじょうび)

注文した取引(売買)が成立した日

安値(やすね)

その日一日、または特定の期間の最低値(⇔高値

有効証拠金(ゆうこうしょうこきん)

預かり評価残高(口座資産に評価損益を加算した額)から出金依頼額を引いた金額

四本値(よんほんね)

始値・高値・安値・終値の総称

ら行

利食い(りぐい)

利益の出ているポジション(建玉)を決済し、利益を確定させること(⇔損切り)

両建て(りょうだて)

同一銘柄の買建玉(買いポジション)と売建玉(売りポジション)を同時に持つこと

両建相殺証拠金(りょうだてそうさいしょうこきん)

両建て時に相殺された証拠金

レバレッジ

てこの原理のことで、少ない資金で大きな取引を行なうことにより投資した資金に対する損益の比率が大きくなること、またはその倍率のこと

ロールオーバー

店頭外国為替証拠金取引において、同一営業日中に反対売買されなかった未決済ポジションを翌営業日に繰り越すこと

ロスカット

損失が一定の水準に達した場合、金融商品取引業者がすべての未決済ポジションを強制的に決済すること

ロスカット値

取引証拠金に各コースの定められたロスカット比率を乗じた金額のこと。有効証拠金がロスカット値を下回るとロスカットが発生