歯磨き粉・歯磨剤

歯磨き粉の成分と効果:選び方のポイントを徹底解説

こんにちは、ganmaruです。

突然ですがあなたは歯磨き粉の成分について考えたことがありますか?

私は歯に関する仕事をしていますが、歯科大学で学習するまで、正直あまり考えたことなかったです。

今回は歯磨き粉に含まれる成分をまとめてみました。

歯磨き粉の成分表に含まれる成分で気になるものやわからないものがあったら、是非こちらのページで調べてみてください。

Contents
  1. 歯磨き粉に含まれる成分:
  2. 歯磨き粉に含まれる研磨剤:
  3. 歯磨き粉に含まれる界面活性剤:
  4. 歯磨き粉に含まれる香料:
  5. 歯磨き粉に含まれる防腐剤:
  6. 歯磨き粉に含まれる色素:
  7. 歯磨き粉に含まれるフッ素:
  8. 歯磨き粉に含まれるグリセリン:
  9. 歯磨き粉に含まれる抗菌剤:
  10. さいごに

歯磨き粉に含まれる成分:

研磨剤:

口中の汚れや歯垢を除去するために使用される微粒子。例として、カルシウムカーボン酸塩、シリカ、アルミナなどがあります。

水:

基本的な溶剤として使用されます。

界面活性剤:

研磨剤や水と混ざるようにする役割を果たし、泡立ちを増す成分です。例として、ラウリル硫酸ナトリウムやラウレス硫酸ナトリウムなどがあります。

香料:

口臭を抑えるために使用される香りを付ける成分です。

防腐剤:

歯磨き粉の品質を保つために添加される成分です。

色素:

歯磨き粉に色を付けるために使用される成分です。

フッ素:

歯のエナメル質を強化し、虫歯を予防するために使用される成分です。

グリセリン:

歯磨き粉をペースト状に保つために使用される成分です。

抗菌剤:

細菌の成長を抑え、口腔内の清潔さを保つために使用される場合があります。

歯磨き粉に含まれる研磨剤:

一般的な研磨剤の例を挙げてみます:

シリカ(二酸化ケイ素):

最も一般的でポピュラーな研磨剤です。粒子のサイズや形状によって、歯の汚れを効果的に削り取ります。

カルシウムカーボン酸塩:

炭酸カルシウムの微粒子で、歯の表面の汚れを削るのに使用されます。

アルミナ:

酸化アルミニウムの微粒子で、歯の着色物や表面の汚れを除去します。

リン酸塩:

リン酸カルシウムなどが研磨剤として使用されることがあります。

重質炭酸カルシウム:

カルシウムカーボン酸塩と似ていますが、粒子の形状が異なることがあります。

 

歯磨き粉に含まれる界面活性剤:

一般的な界面活性剤の例を挙げてみます:

ラウリル硫酸ナトリウム(Sodium Lauryl Sulfate, SLS):

最も一般的でポピュラーな界面活性剤の一つです。泡立ちを促進し、汚れを浮かせて除去します。

ラウレス硫酸ナトリウム(Sodium Laureth Sulfate, SLES):

SLSと似ていますが、少し穏やかで刺激性が低いため、敏感な口腔の人にも適しています。

ココアンホ酢酸Na(Cocamidopropyl Betaine):

比較的刺激性が低く、泡立ちを増す働きがあります。

ソルビタンラウレート(Sorbitan Laurate):

乳化剤として使用され、成分を均一に混ぜるのに役立ちます。

ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(Polyoxyethylene Castor Oil):

乳化剤や増粘剤として使われることがあります。

 

歯磨き粉に含まれる香料:

一般的な香料の例を挙げてみます:

ミント(メントール):

最も一般的な香りで、さわやかな口臭を与える効果があります。

ピーチ(桃):

甘くフルーティーな香りで、爽やかな口腔の感覚を提供します。

シトラス(柑橘系):

オレンジ、レモン、ライムなどのフルーティーな香りで、爽快感を与えます。

エウカリプトス:

清涼感をもたらし、鼻や喉の不快感を和らげる効果があります。

キャンディー:

甘い香りがする歯磨き粉もあります。

 

歯磨き粉に含まれる防腐剤:

一般的な防腐剤の例を挙げてみます:

パラベン(Parabens):

メチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベンなどが使用されることがあります。

フェノキシエタノール(Phenoxyethanol):

口腔ケア製品の防腐剤として一般的です。

ブチルパラベン(Butylparaben):

防腐効果があり、一部の製品に含まれることがあります。

ベンゾアート(Benzoates):

ベンゾ酸ソーダやベンゾ酸カリウムなどが使用されることがあります。

 

歯磨き粉に含まれる色素:

一般的な色素の例を挙げてみます:

タール色素(Coal Tar Dyes):

FD&C Blue No.1(ブルー1号)、FD&C Blue No.2(ブルー2号)、FD&C Green No.3(グリーン3号)、FD&C Red No.40(レッド40号)などが使用されることがあります。

顔料:

チタン酸チタン(Titanium Dioxide)、酸化鉄(Iron Oxides)、シンナモン色素などが歯磨き粉に色を付けるために使われることがあります。

 

歯磨き粉に含まれるフッ素:

フッ素はフッ化ナトリウム(Sodium Fluoride)やモノフルオロリン酸ナトリウム(Sodium Monofluorophosphate)などの形で配合されることが一般的です。

フッ化ナトリウム(Sodium Fluoride):

歯磨き粉に含まれるフッ素の代表的な形で、虫歯の予防に効果があります。

モノフルオロリン酸ナトリウム(Sodium Monofluorophosphate):

フッ化ナトリウムと同様に、虫歯の予防に使用されるフッ素の一つです。

 

歯磨き粉に含まれるグリセリン:

一般的なグリセリンの例を挙げてみます:

グリセリン(Glycerin):最も一般的なペースト状の歯磨き粉に使用される成分です。歯磨き粉をなめらかで均一なテクスチャーにする効果があります。

 

歯磨き粉に含まれる抗菌剤:

一般的な抗菌剤の例を挙げてみます:

トリクロサン(Triclosan):

抗菌作用があり、一部の歯磨き粉に含まれていることがあります。

プロピオン酸系抗菌剤(Propionic acid derivatives):

抗菌効果がある成分で、一部の歯磨き粉に使用されることがあります。

ポリヘキセダン(Polyhexanide):

歯磨き粉に抗菌効果をもたらす成分として使われることがあります。

クロルヘキシジン(Chlorhexidine):

歯周病の治療や予防に使用される抗菌剤で、一部の特殊な歯磨き粉に配合されることがあります。

 

さいごに

いかがだったでしょうか?

歯磨き粉にこれだけの成分が含まれていることは知らない人も多いのではないかと思います。

また、メーカーによっても推しの成分が違ったりするので、比べてみるのも面白そうですね。

 

今回の記事に載っていない成分で「調べて欲しい」というものがありましたら、是非コメント欄に記載してみてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました!