前回までの記事で簿記を
勉強する下準備ができたかなと
思うので、いよいよ仕訳を
作っていきましょう。
ということで、
今回の記事では簿記の作業で
メインとなる『仕訳』について
解説します。
この記事はこんな人におすすめ
- 仕訳はどうやって作るの?
- 借方と貸方って何?
- 勘定科目って何?
実際に仕訳を見てみよう
では早速仕訳をやってみようと思うのですが、
そもそも仕訳ってなんだっけ?
という声もありそうなので、
復習も兼ねて少し解説。
仕訳とは企業のおこなった
取引やお金の流れを
帳簿に記載する作業です。
例えば、
例:商品を10円で仕入れ、代金は現金で支払った。
上記の内容を仕訳すると
借方 | 貸方 |
仕入 10円 | 現金 10円 |
となります。
では、今の仕訳がどうやったのかを解説します。
仕訳する際の借方・貸方について
先程の仕訳をもう一度示すと
借方 | 貸方 |
仕入 10円 | 現金 10円 |
まずは
左側に借方(かりかた)、
右側に貸方(かしかた)
という言葉がありますね。
このポジションはルールとして
決まっている事項なので
残念ながら覚えるしかありません。
- 左側が借方、右側が貸方
仕訳に必須の勘定科目
先程の仕訳をさらに見直します。
借方 | 貸方 |
仕入 10円 | 現金 10円 |
借方と貸方の他に
左側に仕入、
右側に現金
という名称があります。
これらは勘定科目と呼ばれ、
取引の内容によって様々な勘定科目が使用されます。
勘定科目については下記のページにて解説してますので、
わからないものがあったら確認してみて下さい。


- 取引の項目には勘定科目を使う
実際に仕訳をしてみよう
では、先程のことをふまえて
例:商品を10円で仕入れ、代金は現金で支払った。
この内容を仕訳してみましょう。
①:まずは借方と貸方を確認します。
こちらが商品を買い、
相手に現金を払っていますね。
つまり、
借方 | 貸方 |
仕入 | 現金 |
となります。
②:あとは金額を記載して、
借方 | 貸方 |
仕入 10円 | 現金 10円 |
これで仕訳の完成です。
この時に借方と貸方の金額の合計が
一致するということも
大事なことなので知っておきましょう。
- 基本的に借方は自分側、貸方は相手側
- 借方と貸方の金額の合計は一致する
まとめ
いかがでしたか?
今回は簿記の第一歩
仕訳と仕訳する際のルール
について解説しました。
今回の内容は基礎中の基礎ですが、
これができないとこれから先
全く問題が解けないので
とても大事な内容です。
しっかり理解するようにしましょう。
最後に仕訳する際の
ポイントやルールについて、
簡単にまとめておきます。
- 左側が借方、右側が貸方
- 基本的に借方は自分側、貸方は相手側
- 取引の項目には勘定科目を使う
- 借方と貸方の金額の合計は一致する
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。