こんにちは、ganmaruです。
このブログは主に実際の資産と、
歯のように体の資産の2種類についてお話しています。
今回の記事は「オートファジー」という
体の中の細胞の機能を利用したダイエット方法についてお話します。
なぜ、ダイエットについての話なのかというと、
このダイエット方法で歯を守ることができる可能性があるからです。
ぜひ、最後までみていってください。
ちなみに、今回の記事は糖尿病の専門医である
青木厚先生が出版されている
『「空腹」こそ最強のクスリ』の内容を中心に
解説を行っています。
オートファジーとは:
まずはオートファジーについてみてみましょう。
オートファジー(Autophagy)は、
細胞内で行われる重要な生物学的プロセスの一つです。
このプロセスは、細胞が古くなったり、損傷を受けたことで
不要となった細胞構成要素(細胞小器官やタンパク質など)を
自己消化することによって、細胞の健康を維持する役割を果たします。
オートファジーは、ギリシャ語で
「自己食作用」を意味し、その名の通り
細胞は自らを食べることで
不要なものを分解してリサイクルします。
このプロセスは、細胞内に異常な物質や老廃物が
蓄積するのを防ぐとともに、栄養不足などの
ストレス状態においてもエネルギー源として利用することができます。
オートファジーを利用したダイエットとは:
オートファジーを利用したダイエットについて:
断食を活用してオートファジーを促進し、
体重を減らしたり代謝改善を目指す方法です。
オートファジーが細胞内で古くなった
細胞構成要素を分解してリサイクルするから、
ダイエットにおいても有益な効果が期待されています。
オートファジーを促進する方法:
一般的に、オートファジーを促進するためには以下の方法が用いられます:
断食:
一定期間、食事を絶つことで細胞内で
オートファジーが増加すると考えられています。
断食によって体内のエネルギー源が減少し、
栄養不足になることでオートファジーが
刺激されるとされています。
時間制限食:
一日のうちの特定の時間帯だけ食事を行う
時間制限食(タイムリー・イートイング)も
オートファジーを促進するとされています。
一般的には、16時間の絶食期間(断食期)と
8時間の食事可能期間(摂食期)を交互に行います。
断食中に食べても良いものがある
「16時間の断食」と聞いて
「ぜったい無理!!!」
と思った方も多いと思います。
ですが、青木先生の本によると
断食期間中に食べても良いものがあるんです!
それが
ナッツ(素焼き・味付けなし)、チーズ、
生野菜、無糖ヨーグルト
などの血糖を上げないものだそうです。
これらを200kcal以内で食べる分には
構わないとのことなので、
ナッツなどを持ち歩いて空腹に備えましょう。
これらの方法によって、断食によるエネルギー源の低下や
栄養不足が細胞内でオートファジーを刺激し、
老廃物の分解や再利用が進むことで、
体重減少や代謝改善が期待されます。
オートファジーを利用したダイエットの注意点:
ただし、オートファジーを利用したダイエットにはいくつかの注意点があります:
栄養不足
断食や時間制限食は、体に適切な栄養が
供給されない可能性があります。
そのため、専門家の指導のもとで行うことが重要です。
過食
断食の反動で8時間の食事可能期間(摂食期)に
食べ過ぎてしまうことがあります。
過食による健康リスクを引き起こさないよう、
個人の体調や生活状況に合わせて実践する必要があります。
リバウンド
断食による体重減少は一時的であり、
リバウンドの可能性があります。
無理のない範囲で継続することで
リバウンドを起こさないよう注意しましょう。
運動不足
理想的なダイエットにはバランスの取れた食事と
適度な運動を取り入れることが重要です。
食事の内容にも気を付けて、ウォーキングなどの
簡単な運動も行っていきましょう。
安全にオートファジーダイエットを行うには:
オートファジーを利用したダイエットは
有益な健康効果をもたらす可能性がありますが、
慎重な計画と個別に合わせたアプローチが必要です。
健康を害することなくダイエットを行うためには、
栄養バランスを重視し、専門家のアドバイスを仰ぐことが大切です。
オートファジーダイエットが歯に良い理由:
オートファジーはダイエットに有効である
ということはよくわかったと思いますが、
実は歯にも良いのです。
糖質が自然と制限される
断食をおこなうことで、糖質が多く含まれた
甘いものを口にする機会が自然と減ります。
また、断食中に食べても良いとされる
ナッツ、生野菜、無糖ヨーグルトなどは糖質も低いため
甘いお菓子やジュースを口にするよりもずっと
むし歯になるリスクを抑えることができます。
食事の回数が減る
一般的に食事を行う回数が多いほど
むし歯になるリスクが上がってしまいます。
断食をおこなうことで1日の食事の数が
1~2回になることで1日3食食べる場合と比べ
むし歯になるリスクを下げることが出来ます。
もちろん、歯磨きも忘れずに
食事の回数や食べるものの質が
改善されるのは大事なことですが、
歯を磨かないとやはりむし歯や歯周病に
なる可能性があります。
特にむし歯を予防するためには
フッ素濃度が高いハミガキを使って歯を磨きましょう。
まとめ:
オートファジーを利用したダイエットは
体にも歯にも大きな効果があります。
メリットとデメリットをしっかり把握したうえで
より良いライフスタイルを作っていきましょう!