断食をすると何が良いの?
この記事を読んでいる方のほとんどが1日に3回の食事をとっていると思います。そして多くの方が「最近痩せにくくなってきたなぁ」とか「しっかり寝てるのに疲れがとれない」と感じてはいませんか?特に30代以降、こう感じられる方が多くなるそうです。
実は1日3食を続けることで
- カロリーの過剰摂取内臓にかかる負担の増大高血糖値による血管への負荷
といったマイナスの要素が体に働きます。
これに対して1日の食事を一食減らして1日2食にすることで食事と食事の間に時間ができ、16時間以上経過するとオートファジーという仕組みが働きます。オートファジーとは体の中の細胞が古いタンパク質を新しく作り直す機構で、2016年のノーベル賞を受賞した程の重要な機能です。
オートファジーの恩恵として
- 細胞の代謝による肥満や老化の抑制内臓を休めることによる機能回復血糖値の改善
といった効果があると言われています。
「断食」と聞くとなんだか辛そう。私には無理!という方へ
16時間の断食ときくと「きつそう」とか「無理」という声が聞こえてきそうですが、ありがたいことにこの16時間の中に睡眠時間を含んで良いとされています。つまり、
- 夕食→4時間空ける→就寝→8時間睡眠→起床→朝食はなし→4時間空ける→昼食
これで大丈夫ということになります。少しハードルが下がりましたか?
ここで更なる朗報です。
- ナッツ類(できれば素焼きで味付けなし)なら断食の時間内であっても食べて構わないことになっています。しかも量は無制限。
ナッツ類が苦手あるいはアレルギーがある方には
- 生野菜サラダ
- チーズ
- ヨーグルト
でも代用可能とのこと。ここまでくると「これならやれるかも!」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
もしも興味を持たれたなら、ここまでの内容は青木厚先生の著書「空腹こそ最強のクスリ」にわかりやすく書かれています。是非とも参考にしていただければと思います。
それでもダメ!どうしても1日3食食べたい!という方へ
ここまで読んで、「なんとなくわかったけど、1日3食はどうしてもやめられない」「1日2食はどうしても無理」という方もいるのではないでしょうか。たしかに、今までの習慣を大きく変えるのは簡単ではありません。実際この本を読んだ私も家族の元々の食事習慣があったため、1日3食をいきなりやめることは出来ませんでした。
そこで、最後に私が現在も行っている16時間断食のアレンジ方法についてお話しします。ちなみに私はこの方法で2ヶ月程で体重が62kg→56kgになり、体脂肪率10%前後を今も維持しています。また激しい運動などは一切なく、平日の通勤で1日30分程歩く程度です。これはあくまでも私個人の感想のため、参考程度に留めていただければと思います。
では、アレンジ方法を紹介します。前述したとおり
- ナッツ類生野菜サラダチーズヨーグルト
これらは断食中に食べても大丈夫とされています。だったら、これらを使った朝食を摂れば良いのでは?という疑問が浮かびました。これを踏まえた私の朝食は
- 生野菜サラダ(ドレッシングの代用として粉チーズを使用)ヨーグルト(物足りなければ少量のフルーツを追加)ナッツ類(少パックを1袋)
ちょっとオシャレな感じですね(笑)忙しい方や一人暮らしの方でもスーパーやコンビニで簡単に手に入るものばかりなので、試してみてはいかがでしょうか?ちなみに探すのに最も苦労したのが素焼きのナッツで、私はこちらを購入しています。
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最後に注意点として、糖尿病や悪性腫瘍がある方はオートファジー自体を行わない方が良いとされています。持病のある方はまず担当医に相談するようにして下さい。
いかがだったでしょうか。少しの工夫で最大限のメリットが受けられるとやっていて楽しくなりますよね。これからも役に立ったりお得だなと感じたことを記事にしていくので、皆さんの参考になれば幸いです。